☆SExtractorメモ(忘れがちなことの覚書)

◎パラメータファイル(***.sex)
・DETECT_THRESH・・・天体検出のために用いる表面輝度のしきい値で、書き方は(1)background-noiseから?σ or (2)表面輝度(mag/arcsec^2),zero点 の2種類が使用できる。zero点はdefaultだとMAG_ZEROPOINTの設定が摘要される。またISOPHOTAL測光を行う場合の表面輝度しきい値もこれで決まる。
・DETECT_MINAREA・・・天体検出のためのしきい値。「DETECT_THRESH以上のカウントのピクセルが?個以上連なったら天体と同定」というピクセルの連なりを指定するパラメータ。
・ANALYSIS_THRESH・・・DETECT_THRESHとは別で、星/銀河区別をするためのパラメータ、らしい・・・(?)

Debrending(multiple componentをどこまで分離して複数天体とみなすか)の方法:ある一つのDETECT_THRESH以上のピクセルの連なりを考える。DETECT_THRESHレベルからhighest peakまでをいくつかのレベルに切る(re-thresholded)。上から下へ順に見た時に小さい山Aのフラックス(小山Aのpeakからとなりの山との接合点の高さまでのカウントの積分値)が連なり全体のフラックスのある割合以上ならば、独立の天体とみなす。
・DEBLEND_NTHRESH・・・一つのピクセル連なりを何レベルに切るか?大きくした方が若干、天体を細かく分離する方に働く。
・DEBLEND_MINCONT・・・独立の天体とみなすtotal-fluxに対する小山fluxの割合の最小値。小さくするほど天体を細かく分離。

・PHOT_AUTOPARAMS・・・AUTO(KRON)測光のパラメータ二つの設定。Kron radiusを決めた後、それの何倍をとってtotal magとするか?と、Kron radiusの最小値(ここの設定値以下はノイズによる間違った推定と考えて、設定値で置き換える。)

◎出力パラムファイル(***.param)
・THRESHOLD・・・天体検出のDETECT_THRESHをcount/pixで表示。
・MU_THRESHOLD・・・天体検出のDETECT_THRESHをmag/arcsec^2で表示。
・ELONGATION・・・長軸/短軸(A_IMAGE/B_IMAGE)
・ELLIPTICITY・・・1-短軸/長軸(1-B_IMAGE/A_IMAGE)
・FWHM_IMAGE・・・天体の広がり(FWHM,pix)

◎いくつか留意点
・double-image mode
% sex image1 image2 -c ***.sex
: image1で天体検出を行い、その検出された場所でimage2に対して測光する。測光に使うKron-apertureやisophotal-areaは全てimage1で見積もられたものを使用する。
・PHOT_AUTOPARAMSで設定するKron radiusの最小値とは独立にKron radiusの推定は行われる。あまり小さいKron radiusは嘘(ノイズのせい)。



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