Kゼミ メモ
2010年より始まったデータ解析の自主ゼミの記録です。
いろいろなデータを扱おうと思っているので、"元祖Mノート"ほど丁寧なメモにはならないと思いますが悪しからず。。。
★Mrk307データの一次処理
山田先生からいただいた練習用のデータ。撮像及び分光一次処理の基礎。観測機器は、すばる/FOCAS
Mrk307撮像データのreductionメモ
Mrk307分光データのreductionメモ・・・sky引きとflux-calibrationがいまひとつの気がするが、一応最後まで出来た
★cl0024撮像データの三色合成
"Kゼミの原点"であるcl0024
4年の段階ではすばる/MOIRCS画像(Kバンド)の単色データだったが、今回改めてHST/ACS三色分のデータ(B,V,iバンド)を用いて三色合成してみた。
科学的な意味はまるでないが、4年ゼミの記念
ちなみに合成前の元画像はサブページ/データ倉庫にある。
★系内惑星スペクトルデータライブラリ作成のお手伝い
5月17、18日にぐんま天文台にてランドックさんがとってきた金星、火星、土星、セレスの分光データの一次処理
高分散と低分散の二種類のデータあるが、Kゼミは低分散が任された。(一応の分担は)火星・・・馬渡、その他・・・小山
★OTS
屋上(O)トランジット(T)作戦(S)!!!
:大学屋上の50cm望遠鏡を用いたトランジット法による系外惑星の検出
トランジット法=恒星の前を惑星が横切る時の恒星光度の減少を検出することで惑星の存在を確認する方法。くわしくは他のサイト(例えばWikipedia)にも書いてあるのでそちらを参照。
今回はモニター観測による新惑星発見を目指すのではなく、既に見つかっている系外惑星を観測する。トランジット観測がどういうものかを体得することが主目的だが、引いては仙台市天文台での観測や南極観測の試金石になれば望ましい。
◎期間・・・6/25~7/25、10/1~
◎ターゲット・・・HD189733b,HAT-P-2b,(HD149026b),HD209458b,WASP-33b
各惑星のデータはThe Extrasolar Planets Encyclopaediaで確認できる
◎観測準備・・・メモ書き
◎結果・・・
①6/26,ターゲット:HD189733b
ニュートン焦点、フィルターなし。カメラ:Apogee U9000。視野:70'*70'。晴れ→くもり。天候の悪化に伴いAM1:30以降のデータは取得できなかった。トランジット予測:AM0:30~AM2:30にかけて約2%の減光
横軸は時間(hour)、縦軸は標準星との相対フラックス比。
有意に2%減光が受かったとは言い難い。