IRAF実習メモ
2009年夏から2010年冬までの間、鍛冶澤賢先生の下苦しみながらIRAFと格闘したある3人の記録です。やったことは「銀河団cl0024の一次処理→測光→color測る」程度。撮像データのみなので悪しからず・・・
ちなみに今回使った銀河団cl0024とは重力レンズを多数引き起こしていることでも有名な銀河団です。

ハッブルR-band画像。実際に処理していくのはすばる/MOIRCS画像だが・・・

HST/ACS R-band画像




※場合よって(Internet Exploreで見るかFirefoxかなど)文字化けするかもしれませんが、そのときは「表示→エンコード」で適当な言語(おそらくUnicode(UTF-8))に直せば見れます。


コマンドのメモ・・・この下の実習の中でよく使ったコマンド・タスクをメモ書き程度に

7/9分・・・IRAF事始め
7/23分・・・リスト作りと最も初歩的なsky引き
10/6分・・・flat fielding(sky flat)とsky引き。ただしsky引きは一枚に対してのみ。若干分かりづらいが、この後の内容に進むためには絶対理解しておきたいところ
10/13分・・・sky引きを複数枚に対して行う。そのためにCLスクリプト使う。CLスクリプトはこの後たくさん出てくるので重要。
10/27分・・・distortion補正。SExtractorのインストール。
11/10分・・・SExtractorを使った天体検出。二枚の画像の天体位置合わせ
11/17分・・・「SExtractorで天体検出→画像の天体位置合わせ」を81枚分一気に行う。cshスクリプトなども使う。
11/24分・・・81枚のファイルを足し合わせて精度良い画像をつくる。その際にmaskがけもする。
12/1分・・・より精度をあげるため、重み付けしてimcombineする。また次週以降のため標準星画像のflat-fieldingを行う。
12/11分・・・標準星画像のsky引き。また適当な標準星画像1枚を使っての測光及びzero点決めも行う
12/15分・・・チップ毎にzero決め。またそのzero点を使って以前作ったcl0024画像の測光も行う。結構、作業多い。
12/22分・・・チップ1画像とチップ2画像の足し合わせ。ここがヤマと言っていいほど大変だが、一次処理はこの回で完結。
1/12分・・・PSF求め=星の拡がり具合を見る。あとLuminosity Functionもどきを作って見る。
1/22分・・・contaminationを測る。またスカイノイズも測定する。こうしたことを通じて天体画像の測光の信頼性を評価できる。
1/29分・・・HST/ACSのRバンド画像も使って、カラーR-Kを測る。簡単そうに思えて実は大変。









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